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首相「サンゴ礁残した方がいい」 普天間代替に絡み答弁


麻生太郎首相は、普天間飛行場代替施設を建設する名護市辺野古沿岸部の自然環境について「ジュゴンのいる青いサンゴ礁は残した方がいいに決まっている。現実問題としてなかなか難しいと思うが、残された方がいいと私は思う」と述べ、本来はサンゴ礁を保全すべきだとの見解を示した。28日午後開かれた参院外交防衛委員会で山内徳信氏(社民)に答えた。
 首相は、2002年の自民党政調会長時に受けた琉球新報のインタビューで、SACO最終報告に基づく普天間代替施設の辺野古沖建設に否定的な見解を述べたことについて、「1兆円かけたものを15年で取り壊すというのは正直おかしいと思った。そのとき嘉手納(統合)とかいろいろ話があったので、そちらの方が非常に合理的と思った」と、当時は嘉手納統合案を評価していたことを説明した。
 ただ「今は海上にもっと延ばせという話が沖縄にあり、地元の声をよく聞いた上でないとうかつに答えられない。日米合意もあり、海兵隊8千人のグアム移動もあるし、飛行場の移設返還は着実に進めなければならない」と述べ、在日米軍再編で合意した辺野古沿岸部移設を推進する考えを示した。

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2008年10月29日 国内旅行 トラックバック:0 コメント:0